レッドフラッグ・アラスカ、対空戦・近接支援など米空軍・空自で連携向上

レッドフラッグ・アラスカ、対空戦・近接支援など米空軍・空自で連携向上

ニュース画像 1枚目:アイルソン空軍基地を離陸するアグレッサー、F-16ファイティングファルコン
© US Air Force photo by Tech. Sgt. Peter Thompson
アイルソン空軍基地を離陸するアグレッサー、F-16ファイティングファルコン

アメリカ・アラスカ州で演習「レッドフラッグ・アラスカ21-2」が2021年6月10日(木)から6月25日(金)まで、開催されています。アメリカ空軍、航空自衛隊、韓国空軍が参加し、2019年以来の本格的な大規模演習を実施しています。2020年は新型コロナウイルスの影響で、アメリカ空軍単独での演習でした。

空自からは、那覇基地から第9航空団のF-15J/DJ戦闘機が6機、浜松基地から警戒航空団のE-767早期警戒管制機「64-3501」が1機、参加しています。空自はエルメンドルフ・リチャードソン統合基地、韓国空軍はアイルソン空軍基地をそれぞれ拠点としています。

レッドフラッグ・アラスカはアラスカ州の太平洋上とカナダ西部の訓練空域で実施されている恒例の演習で、模擬戦闘環境を作り出し、現実的な訓練を通じて参加する各隊員の能力向上、部隊の即応力向上を目指しています。対空戦、航空阻止作戦、近接航空支援、大部隊投入の訓練を実施しています。この演習を通じ、アメリカ空軍は空自、または韓国空軍とそれぞれ共同作戦を実施する際の共同の能力向上、統合作戦を深化させます。

なお、訓練に使用する空自の資材は、C-2輸送機「68-1203」を使用してアラスカへ輸送されています。また、アラスカに派遣された空自のF-15Jは「22-8932」「22-8935」「32-8941」「92-8913」「02-8920」「92-8097」です。

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