空自・海自とイギリス空母打撃軍が演習開始、三沢F-35Aも参加

空自・海自とイギリス空母打撃軍が演習開始、三沢F-35Aも参加

ニュース画像 1枚目:空自 F-35A イメージ (れぐぽよさん撮影)
© FlyTeam れぐぽよさん
空自 F-35A イメージ (れぐぽよさん撮影)

航空自衛隊と海上自衛隊は2021年9月2日(木)から9月9日(木)にかけ、イギリス海軍、アメリカ海軍、オランダ海軍、カナダ海軍と共同訓練「PACIFIC CROWN(パシフィック・クラウン) 21-3」を実施しています。この演習では空自の第5世代戦闘機で三沢基地に配備されているF-35AライトニングIIの参加も発表されており、イギリス空軍・アメリカ海兵隊のF-35BライトニングIIとの訓練も注目されます。

空自、海自の参加部隊は、それぞれの戦術技量の向上に加え、イギリス海空軍を主力とする空母打撃軍(CSG21)との演習を通じた各国との連携強化につなげます。訓練海空域は、東シナ海から四国南方、関東南方の太平洋上に至る海空域と横田基地です。海自は9月7日(火)まで、空自は9月9日(木)まで、訓練を予定しています。

ニュース画像 1枚目:KC-767も参加。各機を支援へ (ぱぴぃさん撮影)
© FlyTeam ぱぴぃさん
KC-767も参加。各機を支援へ (ぱぴぃさん撮影)

空自からは、三沢の第3航空団、新田原の第5航空団、築城の第8航空団、那覇の第9航空団の戦闘機部隊に加え、浜松の警戒航空団と小牧の第1輸送航空隊が参加します。使用する航空機はF-2A/Bの4機、F-15J/DJの8機、F-35Aの2機、E-767の1機、E-2C/Dのいずれか1機、KC-767の1機の計17機です。海自は、P-1哨戒機、MCH-101、SH-60J/K、アメリカ海軍はP-1哨戒機を動員し、空母「クイーン・エリザベス(R08)」に搭載されているイギリス空軍のF-35B、アメリカ海兵隊のF-35Bも参加します。

ニュース画像 2枚目:手前が空母「クイーン・エリザベス(R08)」
© Unaisi Luke / Royal Navy
手前が空母「クイーン・エリザベス(R08)」

艦艇は、海自からヘリコプター搭載護衛艦「いせ(DDH-182)」をはじめ6隻と潜水艦1隻が参加。空母「クイーン・エリザベス(R08)」を旗艦とするイギリス空母打撃軍(CSG21)から45型駆逐艦「ディフェンダー(D36)」、アメリカ海軍「ザ・サリヴァンズ(DDG-68)」、オランダ海軍「エバーツェン(F805)」が参加。これにカナダ海軍のフリゲート艦「ウィニペグ(FFH-338)」が加わります。

空母「クイーン・エリザベス」の横須賀入港は、一連の訓練後になるとみられます。

期日: 2021/09/02 〜 2021/09/09
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