コロナ禍でここ数年、中止に追い込まれていた航空イベント。2022年に入り、例年数万人を集めるような大きな航空祭なども、数多く開催された一年となりました。そこで、FlyTeamのイベント情報ページへのアクセス数をもとに、今年注目を集めた航空イベントのベスト3と開催状況を紹介します。
もっとも注目を集めたイベントは、5月21日・22日に開催された「横田基地日米友好祭 2022」でした。約11万人の来場者が訪れました。2日目には、イベント開催中にアメリカのバイデン大統領を乗せたエアフォース・ワンが飛来するという、ビッグサプライズがありました。
次に人気を集めたのは、12月4日に開催された「百里基地 航空祭 2022」でした。事前申込等による入場制限のないイベントでは、ブルーインパルスの展示飛行も実施され、約4万人が訪れました(2019年の来場者は約5万人)。
3番目に人気だったのは、11月3日に開催された「入間航空祭 2022」でした。2022年は、2019年以来3年ぶりに事前申込制で開催され、約2万7千人が訪れました。開催時間が短く、例年と比べるとややコンパクトなプログラム構成でしたが、C-1輸送機とC-2輸送機が編隊飛行を披露しました。
以下、主な航空イベントの2022年開催状況一覧です。
2022年4・5月 一覧
4月下旬頃:【中止】 厚木基地 日米親善春まつり 2022
5月21・22日:横田基地日米友好祭 2022 事前申込で来場者11万人
5月22日:静浜基地航空祭 2022 来場者5,600人
5月28日:富士総合火力演習 2022 一般公開なし
2022年6~8月
6月5日:防府北基地 防府航空祭 2022 事前申込で来場者1万人
7月31日:千歳基地航空祭 2022 事前申込で来場者4万6,000人
8月7日:自衛隊フェスタ50・70 in 滋賀高島 来場者数2,500人
8月27日:東松島夏まつり2022 来場者数1万5,000人
8月28日:松島基地航空祭 2022 事前申込で来場者2万5,000人
2022年9・10月
9月4日:芦屋基地航空祭 2022 来場者数2万人
9月11日:三沢基地航空祭 2022 事前申込で来場者数3万5,000人
9月19日:小松基地航空祭 2022 事前申込で来場者数3万人
10月1日:徳島航空基地 航空祭 2022 来場者数6,500人
10月15・16日:今治港開港100周年記念事業「みなとフェスティバル100」
10月22日:下総航空基地開設記念行事 2022 事前申込で来場者数1,500人
10月23日:エア・フェスタ浜松 2022 来場者数5万人
10月29日~11月13日:海上自衛隊 フリートウィーク 2022
2022年11・12月
11月3日:入間航空祭 2022 事前申込で来場者数2万7,000人
11月6日:国際観艦式2022・自衛隊観閲式 一般公開なし
11月13日:岐阜基地航空祭 2022 事前申込で来場者数3万人
11月13日:明野航空祭 2022
11月26日:愛知県政150周年記念行事 ブルーインパルス展示飛行
11月27日:築城基地航空祭 2022 来場者数4万5,000人
12月頃:【中止】木更津航空祭 2022
12月4日:百里基地 航空祭 2022 来場者数4万人
12月4日:新田原基地エアフェスタ 2022 来場者数2万5,000人
12月11日:美ら島エアーフェスタ 2022
3年ぶりに開催された航空イベントが多かったものの、入場制限があり、イベントに参加できる機会は多くありませんでしたが、コロナ禍からの脱却を少し感じられた一年でした。
2023年の主な航空イベントでは、「小牧基地 オープンベース」が3月5日(日)、「岩国基地 フレンドシップ・デー 2023」が4月15日(土)に開催されることが発表されています。
来年こそは制限なく、たくさんの人で賑わうイベントが開催されることを期待しましょう。