今週はスペマでやってきたエア・セルビアや、FedExパンダ塗装機の再登場などが話題になりました。日本へ久しぶりに飛来したデルタ航空の767-400ERなど、直近2024年10月18日〜24日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
10月18日・富山空港
アイスランド航空 ボーイング757-200型機 「機体記号:TF-FIC」
15日にアメリカ・アンカレッジから富山空港経由でセントレアへ飛来した757。18日にセントレアから再び富山空港を経由して、バングラデシュ・ダッカへ出発していきました。
10月18、21日・羽田空港
日本航空(JAL) ボーイング767-300ER型機 「機体記号:JA622J」
特別塗装機「JAL Fantastic Journey Express」が、整備先のシンガポールから到着しました。これは、東京ディズニーシーに新しくオープンした「ファンタジースプリングス」を題材にしたもので、アナやエルサ、ラプンツェル、ピーターパンなどのキャラクターを描いています。同機は、21日からJAL323便(羽田〜福岡線)でデビュー。2025年11月まで約1年間、国内線で活躍します。
10月18日・宮崎空港
全日本空輸(ANA) ボーイング777-300型機 「機体記号:JA755A」
同日、羽田〜宮崎線の1往復(NH603/608便)に大型514席仕様の777-300が投入されました。宮崎空港への飛来は、大変珍しいものになりました。
10月19、20日・中部国際空港
アトラス航空 ボーイング767-300ER(BDSF)型機 「機体記号:N642GT」
アマゾン・エア ボーイング767-300ER(BDSF)型機 「機体記号:N1619A」
アメリカ・ホノルルから、アトラス航空767貨物機が飛来しました。同社フルカラーでの同型機飛来は多いですが、DHLカラーをベースとした塗装の機体は珍しい来客でした。同日夜には、アマゾン・エア向けに運航されるオールホワイトの767貨物機もセントレアに飛来しています。
10月19日・成田空港
エア・セルビア エアバスA330-200型機 「機体記号:YU-ARD」
13日〜14日に続き、成田〜ベオグラード間のチャーター便が運航されました。前回の同社フルカラー機「YU-ARC」とは異なり、特別塗装機「2027 ベオグラード万博」が投入されています。日本企業向けの現地視察を目的としたチャーター便として、2往復(フェリー便含む)が運航されました。
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10月20日・関西国際空港
青島航空 エアバスA320-200neo型機 「機体記号:B-308R」
中国でダウンジャケットなどを販売する衣料品メーカー「タンバー」をPRする、青島航空の特別塗装機が飛来しました。2023年10月の就航以来、日本路線への投入は無く今回が初飛来でした。
10月20日・キャンプ富士
アメリカ空軍 UH-1Nヘリコプター 「機体記号:69-6646」
アメリカ海兵隊のキャンプ富士(静岡県)にて、「キャンプ富士フレンドシップフェスティバル2024」が開催されました。ヘリコプターの地上展示や花火などが披露され、賑わいをみせました。
10月21日・成田空港
フェデックス・エクスプレス ボーイング777F型機 「機体記号:N893FD」
同社の新しい特別塗装機「パンダ・エクスプレス」が、早速成田空港に飛来しました。同機は15日に、中国・成都からアメリカ・アンカレッジを経由してワシントンまで、ジャイアントパンダ2頭を輸送しています。昨年12月に日本へ飛来した「N886FD」はすでに通常塗装に戻っており、同機のこの塗装も短期間の活躍とみられます。
10月21日・福岡空港
航空自衛隊 ボーイング777-300ER型機 「機体記号:80-1111」
航空自衛隊が運用する政府専用機が、福岡空港に飛来しました。訓練の一環とみられ、同空港へは昨年4月の「80-1112」以来でした。
10月22日・羽田空港
全日本空輸(ANA) ボーイング767-300ER/BCF型機 「機体記号:JA8323」
8月28日に運用から外れ、長らく羽田空港に駐機されていた初期導入の767ですが、この日成田空港へフェリーされました。退役が近いとみられ今後の動向が注目されますが、24日の貨物定期便(成田〜広州線)で運用が再開されています。
10月22日・羽田空港
デルタ航空 ボーイング767-400ER型機 「機体記号:N832MH」
世界でも希少な“長〜い767”こと、767-400ERが羽田に飛来しました。中国・広州への整備フェリー途上での飛来で、1日ステイした後に出発しています。同機は世界で、デルタ航空・ユナイテッド航空・バーレーン王室のみが運用している型式です。
10月24日・羽田空港
カタールアミリフライト エアバスA340-200型機 「機体記号:A7-HHK」
カタールの要人輸送を担う、カタールアミリフライトのA340が羽田へやってきました。同機は、今年7月にも成田空港へ飛来しています。
10月24日・岐阜基地
航空自衛隊 F-15Jイーグル戦闘機 「機体記号:02-8801」
11月17日(日)に予定されている「岐阜基地航空祭 2024」および、航空自衛隊70周年を記念した特別塗装機が登場しました。同基地を拠点とする、飛行開発実験団を象徴するカラーリングに仕上げられています。
10月24日・出雲空港
チャイナエアライン エアバスA321-200neo型機 「機体記号:B-18116」
出雲縁結び空港と台北の台湾桃園国際空港とを結ぶ、双方向チャーターが運航されています。復路便として、27日(日)に出雲12:50着・13:50発の運航が計画されています。
10月24日・羽田空港
日本航空(JAL) エアバスA350-1000型機 「機体記号:JA06WJ」
同日から、羽田〜ロンドン線(JL43/44便)に隔日でA350-1000の投入がスタートしました。初便には、6機目のA350-1000である「JA06WJ」が使用されています。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?