久々に羽田空港へ飛来した海自のUS-2救難飛行艇や、大谷翔平選手を描いたJALの特別塗装機就航などが話題になりました。ジャイアントパンダの離日で注目を集めた貨物チャーター機、ウクライナ国際航空の塗装を一部残した737MAXなど、直近2024年9月27日〜10月3日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
9月27日・中部国際空港
トキエア ATR 72-600型機 「機体記号:JA02QQ」
トキエアによる新潟〜名古屋(中部)線が就航しました。週4日、1日2便を運航する計画です。同社運航路線は、新潟〜札幌(丘珠)、仙台線に続き3路線目になります。
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9月27日・羽田空港
海上自衛隊 US-2救難飛行艇 「機体記号:9907」
水陸両用の救難艇が、羽田空港に飛来しました。急患輸送とみられ、防衛省・統合幕僚監部の公式Xでは救助の様子を公開しています。
9月27日(金)海上自衛隊 第31航空群 第71航空隊のUS-2による緊急患者空輸を行いました。
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) September 27, 2024
US-2から救助へ向かう隊員の目線でのショート動画です。
続きはこちらからご覧ください。https://t.co/M8zNNeAkyK https://t.co/2qMmuldPJN pic.twitter.com/cMi3nRYbyA
9月29日・羽田空港、新千歳空港
日本航空(JAL) エアバスA350-900型機 「機体記号:JA08XJ」
同日から、アメリカ・メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手とコラボレーションした特別塗装機、「DREAM SHO JET」が就航しました。初便は、大谷選手が所属していた北海道日本ハムファイターズの本拠地、新千歳線でした。
9月29日・成田空港
SFエアラインズ ボーイング757-200(PCF)型機 「機体記号:B-7689」
上野動物園で飼育されていたジャイアントパンダ「リーリー」と「シンシン」が、SFエアラインズのチャーター機で中国に返還されました。同機は前日に成田へ飛来、29日8時ごろ出発し、成都・双流国際空港まで運航されています。同社は前回も、ジャイアントパンダのチャーター便を担当しています。
9月29日・新千歳空港
日本航空(JAL) エアバスA350-1000型機 「機体記号:JA04WJ」
羽田からアメリカ・ニューヨーク(JFK)に向かっていたJAL006便が、急病人発生のため新千歳空港にダイバートしました。その後、羽田空港へ引き返し後にニューヨーク(JFK)まで再運航しています。
9月29日・新千歳空港
イースター航空 ボーイング737-8-MAX型機「機体記号:HL8599」
ウクライナ国際航空へ引き渡される予定であった737MAXが、韓国のイースター航空で運航されることになり、デリバリーフライトが行われました。ウクライナの塗装を一部残したまま、シアトルからアンカレッジ・新千歳を経由し、韓国のソウル(金浦)まで運航されています。
9月29日・小月航空基地
海上自衛隊 T-5練習機 「機体記号:6359他」
海上自衛隊 T-4練習機 「機体記号:16-5659」
海上自衛隊 US-2救難飛行艇 「機体記号:9907」
海上自衛隊・小月航空基地(山口県)にて「スウェルフェスタ2024」が開催されました。アクロバット飛行チーム「ホワイトアローズ」とT-4練習機による展示飛行や、27日に急患輸送で羽田へ飛来したU-2救難飛行艇による祝賀飛行を披露しました。
9月30日・羽田空港
エンブラエル エンブラエル195-E2型機 「機体記号:PR-ZIQ」
26日に現在の塗装になって初めて新千歳空港へ飛来したエンブラエルのデモ機ですが、29日夜ブラジルへの帰路の途中で羽田空港にも飛来。30日に羽田発着のデモフライトを実施し、10月1日にアメリカ・アンカレッジへ出発しました。
9月30日、10月1日・成田空港
カタール航空カーゴ ボーイング777F型機 「機体記号:A7-BFB & A7-BFX」
カタール航空の貨物機が、2機揃って成田空港に飛来しました。インドネシア・ロンボクから到着。インドネシアで開催された、MotoGPに関連した貨物チャーター便とみられます。
10月2日・成田空港
ACTエアラインズ ボーイング747-400ER/F型機 「機体記号:TC-ACM」
こちらもMotoGPに関連するとみられる貨物チャーター機が、インドネシア・ロンボクからやってきました。同機は現在の塗装になってから、初めての飛来でした。
10月2日・成田空港
大韓航空 ボーイング787-10型機 「機体記号:HL8536」
10月1日に同社へデリバリーされた機体が、成田経由で韓国・ソウル(仁川)までフェリーされました。同社、3機目の787-10で今後日本路線にも投入されるとみられます。
10月2日・成田空港
デルタ航空 エアバスA330-900neo型機 「機体記号:N403DX」
韓国・ソウル(仁川)から成田空港に、デルタ航空の機体が飛来しました。今後、成田空港内の同社整備施設にて整備作業を行うものとみられます。入れ替わるように、9月19日から成田で整備をしていた「N402DX」が、前日の1日にソウル(仁川)までフェリーされています。
【関連記事:デルタの新造機が成田に!?格納庫で行われている作業とは】
10月3日・羽田空港
日本航空(JAL) エアバスA350-1000型機 「機体記号:JA06WJ」
国際線用のフラッグシップA350-1000の6号機がデリバリーされ、羽田空港に到着しました。現在東京(羽田)~ニューヨーク(JFK)、ダラス線に投入中の同型機ですが、10月24日からは東京(羽田)~ロンドン線(JAL043/JL044便)に投入される計画です。
10月3日・成田空港
エア・カナダ エアバスA330-300型機 「機体記号:C-FDHU」
定期便では投入されていないA330が、カナダ・バンクーバーから飛来しました。フェリー便として運航されており、重整備を行うシンガポールへの途上で立ち寄ったものとみられます。
10月3日・成田空港
中国南方航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:B-1979」
河南省をPRする特別塗装機「老家河南」が、運航を再開したばかりの中国・鄭州から成田に飛来しました。機体には、河南省洛陽市を代表する牡丹の花が描かれています。同特別塗装機は2020年9月30日から運航されていますが、日本への飛来は初めてとみられます。
10月3日・帯広空港
エアロK エアバスA320-200型機 「機体記号:HL8563」
エアロKによる帯広〜清州間のチャーター便が運航されました。復路便として6日にも運航が計画されています。同社はとかち帯広空港へ初就航になりました。
【関連記事:2か月連続で韓国チャーター!とかち帯広空港に大韓航空・エアロK乗り入れ】
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?