羽田空港にやってきた古参3発機「727」と、Neoっぽい顔の4発機「A340」が話題になりました。美しい編隊飛行をみせた「レッドドルフィン」や、新しく登場した特別塗装機・ハイブリット塗装など、直近2024年10月4日〜10日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
10月5日・木更津飛行場
陸上自衛隊 V-22オスプレイ 「機体記号:91716」
陸上自衛隊 EC225LP特別輸送ヘリコプター 「機体記号:01023」
陸上自衛隊の木更津駐屯地(千葉県)で、「第50回木更津航空祭」が開催されました。各ヘリコプターの展示飛行や地上展示など、悪天候ながら賑わいをみせました。
10月6日・芦屋基地
航空自衛隊 T-4練習機 「機体記号:06-5647」
航空自衛隊 T-4練習機 「機体記号:06-5636」
航空自衛隊 C-1輸送機 「機体記号:28-1001」
航空自衛隊・芦屋基地にて、「芦屋基地航空祭 2024」が開催されました。同基地を拠点とする13教団「レッドドルフィン」による編隊飛行や、航空自衛隊70周年記念の特別塗装機の地上展示、競技曲技飛行チーム「ウィスキーパパ」の展示飛行などを披露しました。
10月6日・帯広空港
エアロK エアバスA320-200型機 「機体記号:HL8562」
エアロKによる帯広〜清州間チャーター便の、復路便が運航されました。往路「HL8563」とは異なる、「HL8562」が投入されています。
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10月6日・羽田空港
キャセイパシフィック航空 エアバスA350-900型機 「機体記号:B-LRB」
香港からニューヨーク(JFK)へ運航中のCX840便が、太平洋上で引き返し羽田空港にダイバートしました。午前2時ごろ到着し、同日21時すぎにニューヨークへ向けて再出発しています。
10月6日・熊本空港
アシアナ航空 エアバスA321neo型機 「機体記号:HL8534」
10月3日・6日・9日の3日間、アシアナ航空による阿蘇くまもと空港〜韓国・ソウル(仁川)間のチャーター便が運航されました。11月7日からは定期便として、週3便を運航する計画です。
10月7日・羽田空港
アメリカ企業保有 ボーイング727-100型機 「機体記号:VP-BAP」
1967年就航の古参727が、アメリカからアリューシャン列島のコールド・ベイを経由して羽田空港に飛来しました。昨年10月の成田空港と関西国際空港への以来、約1年ぶりの日本飛来になりました。天空橋駅から望めるエリアに駐機されていたこともあり、大きな注目を集めました。
10月7日・新千歳空港
Pallas Aviation C-130J(LM-100J)輸送機 「機体記号:N91BU」
C-130輸送機の民間型として運用されているL-100のアップデート版として開発されたLM-100Jが、新千歳空港に飛来しました。貨物チャーターを担う、アメリカのPallas Aviationが運用しています。
10月8日・成田空港
長竜航空 エアバスA320-200型機 「機体記号:B-8895」
中国の玩具メーカーが手がけるテーマパーク「POP LAND」
の特別塗装機が、成田空港にやってきました。2023年6月21日の就航から国内線を中心に運用されていたため、今回が日本初飛来でした。
10月8日・鹿児島空港
チェジュ航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:HL8322」
今年3月まで、韓国の人気アニメに登場するキャラクターを描いた特別塗装機「ジャンマンルピー」として活躍していた機体ですが、10月4日から新しい特別塗装機として運航を開始しました。今回は、韓国の人気観光地「江陵(カンヌン)」をPR。機体左側(ポートサイド)後部にカンヌンをイメージしたイラストを描いています。同塗装での就航以来、すでに新千歳空港・福岡空港・広島空港・関西国際空港・鹿児島空港・松山空港に飛来しています。
10月8日・鹿児島空港
RGAブラック・ストーン・エアラインズ ボーイング737-300(SF)型機 「機体記号:PK-MBM」
アジア・カーゴ・エアラインの貨物チャーター便として、737-300貨物改修機が鹿児島に飛来しました。同社の貨物機は成田空港や鹿児島空港にも飛来実績はありますが、この塗装での同機の飛来は初めてとみられます。
10月8日・三沢飛行場
航空自衛隊 F-35AライトニングII戦闘機 「機体記号:69-8702」
航空自衛隊・三沢基地(青森県)の第302飛行隊50周年を記念した、特別塗装機が登場しました。ステルス戦闘機に対するカラフルな塗装は、とても珍しいケースと思われます。
10月8日・羽田空港
ガルーダ・インドネシア航空 エアバスA330-300型機 「機体記号:PK-GPV」
韓国ハナカードが発行する海外旅行向けカード「Travlgo」をPRする特別塗装機が登場し、早速羽田空港に飛来しています。機体左側(ポートサイド)のみに塗装が施されています。
10月10日・中部国際空港
DHLアビエーション・中州航空 ボーイング777F型機 「機体記号:G-DHMB」
9月14日にセントレアへ飛来した際は、DHLエアUKのフルカラーであった777F。この日は、中国の中州航空とのハイブリット塗装になって飛来しました。運航受託の関係とみられますが、今後どのような運用がされるかは不明です。
10月10日・羽田空港
ハイ・フライ・マルタ エアバスA340-300型機 「機体記号:9H-SUN」
貴重な4発機のA340が羽田へやってきました。主脚間にあるセンターギアも特徴のひとつ。オーストラリア・ブリスベンから到着し、天空橋駅近くのスポットに駐機しています。同機は、2021年に成田空港へ飛来しています。
10月10日・羽田空港
REGA スイスエア-アンビュランス チャレンジャー600型機 「機体記号:HB-JWB」
スイスで航空機を使用した救急、救助活動を行うREGA機が羽田空港に飛来しました。スイス・チューリッヒから複数地点を経由して到着後、夜間駐機の後にベトナム・ハノイなどを経由してスイスへ戻りました。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?