ニキ・ラウダさん死去、F1王者だけでなく航空業界にも大きな足跡

ニキ・ラウダさん死去、F1王者だけでなく航空業界にも大きな足跡

ニュース画像 1枚目:ラウダモーションとニキ・ラウダさん
© Ryanair
ラウダモーションとニキ・ラウダさん

F1王者に輝き、航空業界では航空会社の立ち上げやプライベート・ジェットを保有、かつパイロットでもあったニキ・ラウダさんが、2019年5月20日(月)に永眠されました。70歳でした。

ニキ・ラウダさんはラウダ航空の経営に携わり、ニキ航空を設立し、2012年には当時の親会社、エア・ベルリンのワンワールド加盟にあわせ、ニキ航空もアフィリエイトとして参加しました。エア・ベルリンの経営難に伴い、売却手続きが進められたニキ航空を創業者のニキ・ラウダさんが再び買収し、2018年3月にラウダモーションへブランド変更、さらにライアンエアとの提携と全株式の売却に至っています。

プライベートジェットの保有者としても、最近では4月にグローバル7500、そのほかのグローバルでは7000、5000、6000、さらにチャレンジャー300などを保有していました。グローバル7000を受領した2015年には、その機材について長距離飛行に適し、かつ客室内に広い空間が確保され、ウィーンからサンパウロまでフライトできるなど、世界各地のF1会場へ速く、かつ効率的にアクセス出来ると語り、飛行機とモータースポーツをこよなく愛する人柄を見せていました。

ラウダモーションを譲り受けたライアンエアは、この訃報を受け、ニキ・ラウダさんをF1と航空業界のパイオニアとして讃え、さらに類稀な起業家として彼の精神に学ぶとし、残した遺産は永遠に生き続けるとコメントを発表しています。

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