関西3空港、8月国内線 発着回数は前年8割以上 旅客数は3割

関西3空港、8月国内線 発着回数は前年8割以上 旅客数は3割

ニュース画像 1枚目:(くれないさん撮影)
© FlyTeam くれないさん
(くれないさん撮影)

関西エアポートは、運営する3空港の2020年8月の利用状況をまとめました。各国で入出国制限を実施しており、関西発着の国際線は旅客便数、旅客数ともに大きな影響を受けています。国内線は、お盆期間の増便により、3空港ともに発着回数は前年の8割から9割程度まで回復しましたが、感染者数の増加や自粛などの影響を受け、旅客数は3割程度にとどまっています。

関西国際空港では、総発着回数は前年比66%減の6,263回でした。このうち、国際線発着回数は82%減の2,437回、このうち国際線旅客便は貨物専用便も含み、発着回数が97%減の360回と前年比で大幅な減少が続いています。一方、国内線の発着回数は前年比14%減の3,826回でした。

関空の旅客数は、総旅客数が前年比91%減の256,035人、このうち国際線旅客数が99.4%減の13,926人、国際線の日本人旅客数は99.2%減の6,980人、外国人旅客数は99.5%減の6,274人でした。7月より増加しているものの、引き続き前年比99%以上の減少率です。また、国内線旅客数は前年比63%減の242,109人でした。

伊丹空港の国内線発着回数は前年比19%減の10,043回、国内線旅客数は68%減の516,443人、神戸空港は国内線発着回数は8%減の2,506回、国内線旅客数は68%減の104,950人でした。発着回数は8割から9割まで増加したものの、旅客数は前年比3割程度に収まっています。

なお、関空発着の国際貨物便は、旅客便減少で供給がひっ迫したことから、発着回数は前年比60%増の1,880回と大幅に増加したものの、総貨物取扱量は前年比12%減の54,663トンでした。

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