FAA、737 MAXの商用運航を認可 アメリカンが12月下旬に再開

FAA、737 MAXの商用運航を認可 アメリカンが12月下旬に再開

ニュース画像 1枚目:アメリカン航空 737 MAX イメージ (masa707さん撮影)
© FlyTeam masa707さん
アメリカン航空 737 MAX イメージ (masa707さん撮影)

アメリカ連邦航空局(FAA)は2020年11月18日(水)、ボーイング737-8型機と737-9型機の商用運航再開を認可しました。運航停止命令を取り消し、アメリカを含めFAA管轄の航空会社はこの737 MAXの運航再開に向けた準備を開始でき、ボーイングは機体の納入を再開できます。

737 MAXの運航再開には、設計変更に対応した耐空性命令に対応した整備、パイロット訓練プログラムの改定と訓練の実施が必要です。駐機中の機体は、必要な整備を行う必要もあります。これを受け、アメリカン航空は12月29日(火)に運航を再開する見通しを示しています。サウスウェスト航空は2021年4月以降の第2四半期ごろが再開のめどと発表しています。

ボーイングは、FAAの対応を受け、デビッド・カルフーンCEOのコメントを発表し、運航停止に至る2つの事故、そこで失われた人命を決して忘れることなく、得られた教訓から安全性、品質、誠実さに重きを置いていくと発表しています。

2019年3月から全世界の737 MAXが飛行停止となり、20カ月に渡る運航停止で各社とも長期に渡り保管してきました。この対応に際し、ボーイングは航空会社に保管に関する推奨する取り組みを情報提供し、さらに運航に戻すための体制を整えてきました。今後は、世界各国の航空規制当局、航空会社と協力し、運航再開に向けた活動をはじめます。

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