リトルロック空軍基地を拠点とする第913空輸グループ(913AG)は2021年9月13日(月)、C-130Jスーパーハーキュリーズをワイオミング州ローリンズ近くの幹線道路に着陸させました。使用した幹線道路は、早朝に通行止めを実施し、訓練のためにC-130を下ろし、敵領域への侵入を想定した訓練を実施し、着陸時はA-10サンダーボルトIIが支援しました。
913AGは、演習「ラリー・イン・ザ・ロッキーズ2021」の訓練項目の1つとして、幹線道路への着陸を実施。訓練に参加した予備役兵たちは、基地が脅威に晒されていることを想定したシナリオに基づき、効果的な作戦を実行するため飛行場ではなく、紛争地域のアメリカ軍に必要な貨物と人員を届ける手段を磨きました。このほか、演習全体では給油から戦闘での死傷者への対応など、空軍が直面するさまざまな場面での対応力の向上が試されました。
アメリカ空軍は8月にも空軍州兵が操縦するA-10サンダーボルトII4機、空軍特殊作戦コマンドのC-146Aウルフハウンド2機、計6機をミシガン州の幹線道路に着陸させる訓練を実施。空軍州兵の能力向上につなげる演習を積んでいます。