三沢基地に展開のRQ-4グローバルホーク、グアムへ帰還

三沢基地に展開のRQ-4グローバルホーク、グアムへ帰還

青森県のアメリカ空軍三沢基地に2014年5月24日から配備されていたRQ-4グローバルホーク無人偵察機が、グアム島のアンダーセン基地へ帰還しました。アメリカ空軍は、グアム島の台風シーズンを前に、運用が困難になる6月から10月まで三沢基地へRQ-4を移転、運用していました。1機目が5月24日、2機目が5月28日に到着しており、日本で初めての運用が行われていました。

RQ-4グローバルホーク @三沢

三沢基地での配備中、遠隔操縦でRQ-4が運用され、多くのインテリジェンス、監視、偵察任務を完了し、アメリカ空軍はその機能を披露することができたとしています。また、当初の目的であった台風を避けた運用も6月から10月まで順調に行う事ができ、そのうち数日は有人飛行では運航出来ない場合でも任務が行われました。

さらに三沢基地での運用では、日本で初めての運用に加え、民間機との供用空港で任務を行った最初のグローバルホークというマイルストーンを達成しました。特に運用では、フライトプランを提出後、有人機と同様のルールで任務が遂行できており、航空自衛隊の管制とグローバルホークのパイロット間で緊密に協力しました。

三沢飛行場は民間機では、日本航空(JAL)の定期便が運航されており、アメリカ空軍は「安全に、事故などはなく、無人機が民間機、その他の航空機が共に飛行する能力があることを証明した」とコメントしています。

また、三沢航空祭では一般にグローバルホークが公開され、大きな注目を集めたとしています。アメリカ空軍ではグローバルホークが再び、三沢に戻るだろうともコメントしています。

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