北朝鮮の瀬取り警戒監視活動、豪と新が嘉手納に哨戒機を派遣 9月中旬

北朝鮮の瀬取り警戒監視活動、豪と新が嘉手納に哨戒機を派遣 9月中旬

防衛省は2018年9月7日(金)、北朝鮮籍船舶が国連安保理決議で禁止されている積替え、いわゆる「瀬取り」を含む違法な海上での活動に対し、アメリカに加え、関係国が嘉手納飛行場を拠点に警戒監視活動を実施すると発表しました。9月中旬以降に開始するもので、4月から6月初旬まで実施したイギリス海軍、オーストラリア空軍、カナダ空軍による行動に続くものです。

9月の活動は、オーストラリアとニュージーランドが哨戒機を派遣、国連軍地位協定に基づく活動に従事します。4月からの派遣では、オーストラリア空軍のP-8A哨戒機、カナダ空軍(RCAF)のCP-140哨戒機が対応しており、今回のニュージーランド空軍はP-3が派遣されるとみられます。

政府は、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の実効性確保の取り組みとして派遣を歓迎しています。また、海上自衛隊を中心に、引き続き、国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集で関係国と協力する方針です。

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