消息不明のマレーシア航空機、捜索活動の参加国が大幅に増加

消息不明のマレーシア航空機、捜索活動の参加国が大幅に増加

マレーシア運輸省は消息不明となっているマレーシア航空MH370便の捜索について、2014年3月16日付で2つのプレス発表を行っています。

捜索活動でカザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、トルクメニスタン、パキスタン、バングラデシュ、インド、中国、ミャンマー、ラオス、ベトナム、タイ、インドネシア、オーストラリア、フランスと新たに接触、各国の衛星データの解析協力、そして3月15日と3月16日に機長、副操縦士の自宅をマレーシア警察が捜索したと発表しています。

捜索は新たな段階に入ったというマレーシアのナジブ首相の言及通り、外交ルートも使いこれまでの14カ国による捜索から25カ国に増加。ナジブ首相はバングラデシュ、トルクメニスタン、カザフスタン、インドの大統領や首相たちと電話会談を行ったことも明らかにされています。また、衛星レーダはアメリカ、中国、フランスの支援を受けています。

マレーシアの警察当局は機長、副操縦士の自宅捜索を行っていますが、これはあくまで航空機捜索を事件として取り扱うための通常の手続きで、捜索そのもので結論を飛躍しないようにとただし書きも付けて、情報錯綜に釘をさしています。警察捜査は全ての乗員、乗客が対象だとしています。

なお、機体の777-200、、機体記号(レジ)「9M-MRO」についてはマレーシア航空が必要なメンテナンスプログラムを実施していたことが確認されいます。このため、機体は運航を行う整備が行われ、問題点はないと改めて発表されています。

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